POV-Rayを触ってみたものの、POV-Ray Editorが使いづらいから、Visual Studio Codeで編集したいよ、というお話。
環境
- Windows11
- POV-Ray 3.7
- Visual Studio Code 1.96
設定
VSCodeの拡張機能を「POV-Ray」で検索してインストール。
POV-RayとPOV-Ray2があるけれど、2のほうが新しいようなので2を使います。
インストールしたら、設定アイコン→Settingsを開く。

必須設定なのはおそらくこのへん。

Default Height/Width
自分は384/512にしているがお好みで。
注意点として、POV-Ray側の表示はWidth/Heightの順になっていて、この画面は逆順なので入力時間違えがち。変な縮尺で画像が出てきたらここが原因。
Library Path
includeファイルがあるフォルダの場所を指定する。デフォルトだと以下になるかと思う。
C:\Users\$ユーザ名$\Documents\POV-Ray\v3.7\include
Pvengine Path
Pvengineのexeファイルの場所を指定する。デフォルトだと以下になるかと思う。
C:\Program Files\POV-Ray\v3.7\bin\pvengine64.exe
以上で初期設定は終了。
実行(レンダリング)
.povファイルを書いたら、以下いずれかの方法で画像出力できる。
- Ctrl+Shift+P → POV-Ray: Render Scene
- エディタ画面右上のPOV-Rayアイコン?をクリック
正常に出力されると、右ウィンドウに画像が表示される。

注意点
VSCodeからレンダリング実行すると、コードにエラーがあった際にエラーが表示されない。実行も特に問題なく終了するが、画像が生成or更新されない。
あれーなんでか反映されないなーと思ったらたいていコードのミスなので、POV-Ray Editorのほうで実行してみるべし。黄色行で間違い箇所が指摘される。